独自アレンジCANSLIMで日本株の成長×割安 2倍株を選ぶ方法

CANSLIM

「日本株で、成長性があり、なおかつ割安な将来の2倍株をどう探せばいいのか?」

この問いに対して、
私はCANSLIMを“日本株向けに再設計する”
というアプローチを取っています。

前回の記事では、
ウィリアム・オニールが提唱した成長株投資手法
CANSLIMの基本的な考え方について解説しました。
👉CANSLIMとは?日本株で成長×割安の2倍株を探すための考え方

一方で、実際に日本株にそのまま当てはめようとすると、

  • 米国株前提だから、日本株でそのまま使えるのか分からない
  • スクリニーング指標が多くて、データを整理するのが大変

と感じた方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、
CANSLIMの思想を残しつつ、日本株の現実に合わせて独自アレンジした
「成長×割安 2倍株」
を狙うためのスクリーニング方法を解説します。

日本株の銘柄選定は「3つの軸」で考える

銘柄選定で最もやってはいけないのは、
雰囲気・感覚・一時的な話題性で判断してしまうことです。

短期的にうまくいくことはあっても、
同じ判断を繰り返して再現することができません。

そこで私は、以下の3つの軸で銘柄を比較し、
数字に基づいた判断を行っています。

  • 成長性:業績が継続的に伸びているか
  • 割安性:成長に対して株価が割高ではないか
  • トレンド:市場から評価されつつあるか(テクニカル)

この3軸は、オニール流CANSLIMの考え方を
日本株向けに独自アレンジを加えて落とし込んだものです。

成長性|「数字で確認できる成長」だけを見る

成長性は、次の数値基準でチェックします。
期待やストーリーではなく、決算数字に表れている“事実の成長”を見ることが大切です。

  • 直近四半期の利益成長率:+15%以上
  • 過去3年の平均売上成長率:+15%以上
  • 今期増益率:+20%以上
  • ROE(自己資本利益率):15%以上

CANSLIMでは、成長性の確認として、
C(直近四半期利益成長)・A(過去数年の利益成長)
を使いますが、

  • 日本株のA(過去数年の利益成長)のデータが揃わないので、
    売上の継続的成長今期の利益成長で代用
  • ROEによる収益性チェックを追加

というアレンジを加えています。

特にROE(Return On Equity:自己資本利益率)は、
海外の機関投資家が最も重視している指標の一つとも言われており、
資本効率:株主目線での収益性 を確認する目的で組み入れています。


これらの業績関連指標は、
四半期決算ごと(3か月に一度)に更新されるため、
成長の加速や減速をいち早く捉える
ことが可能です。

決算に関連する各指標の意味や、
株価との関係については、以下の記事でそれぞれ詳しく解説しています。

👉直近四半期の利益成長率とは?
  2倍株を捉えるCANSLIM実践法

👉3年連続売上成長株とは?
  成長の持続性から2倍株を狙う

👉利益上方修正とは?
  日本株で成長初動を捉える2倍株発掘法

👉高進捗率銘柄はなぜ狙い目?
  利益進捗率から2倍株候補を絞り込む方法

割安性|PERではなく「PEG」で判断する

成長株投資でありがちな失敗が、
PER(株価収益率)だけを見て割高・割安を判断してしまうことです。

そこで私は、
PEGレシオを割安性の基準として使っています。

  • PEGレシオ:1.5倍以下(理想は1.0倍以下)

PEGレシオは、
PER ÷ 利益成長率で算出されます。

例えば、

  • PER30倍
  • 利益成長率40%

であれば、PEGは 30÷40=0.75
見た目のPERは高くても、成長を加味すると割高とは言えません。

PEGを使うことで、
「成長しているのに評価されきっていない歪み」を狙うことができます。

トレンド|市場が評価しているか

どれだけ業績が良くても、
市場に評価されなければ株価は動きません。

そこで最後に確認するのが、
トレンド(テクニカル)です。

  • レラティブ・ストレングス(RS):80以上

RSは、
市場全体と比べて株価が強い動きをしているかを示す指標です。
80以上というのは、上位20%のハイパフォーマンス銘柄を意味します

業績 × 割安
お金が流れている」が加わったとき、
2倍株の条件が揃います。

CANSLIM×割安成長株の抽出ルール

私の2倍株候補スクリーニングでは、以下を満たした銘柄を抽出します。

  • 成長性4項目のうち 3つ以上クリア
  • 割安性(PEG)
  • トレンド(RS)

この条件で抽出した銘柄を
「CANSLIM-割安成長株リスト」として整理し、
そこから個別に事業内容・決算を精査します。

スクリーニングは、
銘柄の答えを出すものではなく、
2倍株として調べるべき候補を可視化する工程です。

毎月更新|CANSLIM-割安成長株リストを公開中

noteでは、
東証約3,800社を対象にスクリーニングした
CANSLIM-割安成長株リストを、

  • Excel形式
  • 毎月更新

で公開しています(980円)。

実際にこの基準で抽出された
日本株銘柄一覧はこちらから確認できます(一部無料)。
👉CANSLIM割安成長株スクリーニング(月次)|億り人への大航海 | 40代サラリーマンの日本株投資|note

まとめ|CANSLIMを「使える2倍株投資法」にする

  • 成長株投資では「感覚」ではなく数値に基づく判断が重要
  • 日本株向けにアレンジした
    「成長性・割安性・トレンド」の3軸CANSLIM が有効
  • この考え方をもとに、2倍株候補を体系的に絞り込める

※ 本記事は情報提供を目的としており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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