株式投資で「成長性があり、なおかつ割安な日本株を効率よく探したい」
と考えている方にとって、有力な考え方の一つが、
ウィリアム・オニールの投資法「CANSLIM(キャンスリム)」です。
一方で、
- 米国株向けの手法では?
- 日本株には当てはまらないのでは?
と感じる方も多いかもしれません。
本記事では、CANSLIMの基本を押さえた上で、
日本株で実践するために、どう考え、どう使うかを
「成長性 × 割安性 × トレンド」の視点から解説します。
■ CANSLIMとは何か?
CANSLIMは、成長株を見つけるための7つの条件の頭文字を取った投資フレームワークです。
- ファンダメンタル分析とテクニカル分析を組み合わせ、
業績が伸び、市場から評価され始めた銘柄を狙います。 - 短期売買ではなく、大きなトレンドに乗る中期〜長期投資を前提にしています。
■ CANSLIMの7つの条件を簡単に解説
- C(Current earnings):直近四半期の利益が大きく伸びているか
- A(Annual earnings):過去数年にわたり安定して利益成長しているか
- N(New):新製品、新サービス、新経営体制などの変化があるか
- S(Supply and demand):株数が少なく、需給面で有利か
- L(Leader or laggard):業界内で主導的な銘柄か
- I(Institutional sponsorship):機関投資家が一定数保有しているか
- M(Market direction):市場全体が上昇トレンドか
重要なのは、すべてを厳密に満たすことではなく、「成長株が持つ特徴を体系的に捉えること」です。
■ 日本株向けCANSLIMの考え方(3つの軸)
- ① 成長性:業績が実際に伸びているか。売上や利益が継続して成長しているかを確認
- ② 割安性:成長しているにもかかわらず、過度に割高になっていないか。成長率と株価水準のバランスを見る
- ③ トレンド:株価が市場から評価され始めているか。テクニカル面での相対的な強さを確認
この3軸は、CANSLIMの考え方を日本株向けにアレンジした独自視点です。
■ スクリーニングの位置づけ
ここで重要なのは、スクリーニングは「銘柄の答え」を出すものではないという点です。
- 比較対象を絞り込む
- 調べる優先順位をつける
全上場企業をゼロから調べるのではなく、
条件を満たした銘柄群から自分で最終判断を行うための材料を整える位置づけです。
■ 初心者が陥りやすい誤解
- 条件を満たせば必ず上がると思う
- 数字だけで銘柄を決める
- 相場全体(M)を軽視する
CANSLIMは万能な正解ではなく、投資判断を整理するフレームワークです。
最終判断は必ず自分で行う必要があります。
■ まとめ|CANSLIMを日本株で使うということ
CANSLIMは、成長株投資を体系的に理解するための非常に優れた考え方です。
日本株では、成長性・割安性・トレンドのバランスを意識することで、
より現実的に活用できます。
私自身も、この考え方をもとに、毎月、日本株のスクリーニングを継続しています。
その月時点で、「成長性 × 割安性 × トレンド」の観点から条件を満たした銘柄群を、
比較・検討用のデータとしてまとめています。
具体的なスクリーニング結果や、数値を比較できるExcelデータについては、
noteにて月次で有料公開しています。
CANSLIM割安成長株スクリーニング(月次)|億り人への大航海 | 40代サラリーマンの日本株投資|note
※ 本記事は情報提供を目的としており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。
投資判断はご自身の責任で行ってください。
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